Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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みらいのちかせんしゃちょう

未来の地下戦車長

海野 十三

Lesen Sie 未来の地下戦車長 (みらいのちかせんしゃちょう) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 41.930 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

「あははは。これは、うっかりしていた。あははは」

「あははは」

一郎も笑った。全く、厄介なところへ瘤が出来たものである。

そのとき、向うから、一郎を呼ぶ声があった。

「おーい、岡部。通のそば屋さんから、電話があったんだ」

「おそばなんか、だれも註文しませんよ」

「註文じゃないよ。コンセントのところから火が出て、停電しちゃったとさ。早く来て、直してくれというんだ。ぐずぐずしていると、代用食を作るのがおそくなって、会社へも、おそばをもっていけないから、早く来て、直してくれだとさ。だから、お前、すぐ行ってくれ」

「へえ、ばかに、長いことばを使って、修理請求をしてきたものだね」

「それは、そのはずだよ」

「えっ」

「あたまが悪いなあ。電話をかけてきたのは、おそば屋さんだもの。おそばは、長いや。あははは」

「なあんだ。ふふふふ」

仕事をしていた係の人々も、一度にふきだした。

「これこれ、笑い話は、後にして、岡部、自転車にのって、直ぐ、おそば屋へいって来なさい。一分おくらせれば、それだけ、国家の損失なんだから……」

係長さんも、にやにや笑いながら、一発痛いところを、一郎たちにくらわせた。