Japanische Klassiker mit Furigana
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ほんちょうへんたいそうれいし
本朝変態葬礼史
中山 太郎
Lesen Sie 本朝変態葬礼史 (ほんちょうへんたいそうれいし) von 中山 太郎 (なかやまたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 11.960 Zeichen · 24 Bildschirme
これ甚だ傷なり。それ古風といへども良からずば何ぞ従はむ。今より以後、謀りて殉はしむることを止めよ。
その後三十二年秋八月に、皇后日葉酢媛命が薨去せられた折に、またも殉死のことが問題となり、詮議の結果として野見宿禰に命じて埴輪土偶を作らせ、これを陵域に立てて殉死の男女に代えることとした。しかしながら我国の殉死は、これに由って根絶したものではない。時代の好尚と死者の身分とにより、多少の相違は在ったけれども、はるかに後世まで習俗として行われたものである。播磨風土記の飾磨郡貽和ノ里の条に、雄略朝に尾治連の祖先である長日子と、その善婢と愛馬との墓が三つ並んでいるが、これは長日子の死に妾と馬とを殉葬したものである。さらに孝徳紀の大化二年の条には、『人死亡る時に、若くは経きて自ら殉ひ、或は絞きて殉はしめ、及び強ちに亡し人の馬を殉へるが如き旧俗は、皆悉く断めよ』とあるのは、まだこの時代に殉死がさかんに行われ、或いは自発的にまたは強制的に、この蛮習の存したことが窺われる。殊に注意すべき点は死者の愛馬を殉葬したことであって、前掲の播磨風土記の如き陋俗までが、なお依然として行われていたことである。