Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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じょうけんはんしゃ

条件反射

豊島 与志雄

Lesen Sie 条件反射 (じょうけんはんしゃ) von 豊島 与志雄 (とよしまよしお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.734 Zeichen · 6 Bildschirme

Aozora Bunko

一人は酒を飲んだ。一人は、胃病のため一時禁酒の余儀ない状態にあったので、銚子にいれた昆布茶を盃で飲んだ。そのごまかしに、いつしか酒が反映していった。二人とも調子づいて、いい気持になり、盛んに談笑し且つ飲んだ。数時間後、座を立ちかける持には、昆布茶の方までが、手付や足取が妙にあやしく、二階から階段を降りかけると、途中で足を踏外して、転げ落ち、膝頭をすりむいた。

それが、昆布茶に酔っ払った奴として友人間の話柄となった。彼は弁明した。「昆布茶なんぞに酔うものか。酔わない証拠には、梯子段から落っこったのだ。僕が酔っ払って一度だって転げ落ちたことがあるか。」それから彼は声を低めて云う。「然し、飲み物があんなに腹にたまったことは、嘗てない。」

病床

某夫人が感冒で寝ていた。八疊の室で、湯気、湿布、吸入。そして彼女は神経質に蒼ざめて、陰欝にしおれ返っていた。それが気になるので、再び見舞に行ってみると、病室が代って、日当りの悪い六疊になっている。而も彼女は、床の上に坐ってけろりとしている。そして云うのである。「この室に代って、大変気持がいいんですのよ。