Japanische Klassiker mit Furigana
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まつとふじげいぎのかえもん
松と藤芸妓の替紋
三遊亭 円朝
Lesen Sie 松と藤芸妓の替紋 (まつとふじげいぎのかえもん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 46.921 Zeichen · 94 Bildschirme
下「ちょいと車屋さん/\」
車夫「へい」
下女「あの神田の美土代町まで幾許だえ」
車夫「へい一朱と二百で」
下女「高いよ、そんな事を云ったッて余まり高いよ」
車夫「高いたって降って来ましたから」
下女「降って来たって、お負けよ、一朱ぐらいに」
車夫「ヘエ何うでも宜うございます」
とフランケットを身体に巻附け、ずぶ濡になっている車夫が、下女の後からびしょ/\附いてまいる所を、藤川庄三郎は丁字風呂の蔭に隠れていたは、愚痴な女に男の未練で、腹立紛れに美代吉を打ん殴って出たが、まだ腹が癒えず、何うも身請をされては男の一分が立たんと、旧の士族さんの心が出ましたから、小蔭に隠れて様子を立聞くと、奧州屋新助が美土代町へ帰るようだから。
庄「ムウ彼奴が美土代町へ帰るならば宜しいたゞア置くものか」
と煙管筒に合口を仕込んだのを持って居ます。今新助が車に乗る様子を見ていると、表までどろ/\送り出し、
皆々「左様ならば、左様ならば」
婆「何うぞ明後日はお待ち申して居りますが、何時頃おいでになりますか」
新「二時頃には来る積りだよ」
婆「是非おいでを……ちゃんと掃除をして置きまして、皆子供たちにも話を致して置きます、左様ならば御機嫌宜しゅう……車夫さん気を附けて成りったけ早くお頼み申しますよ」