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Japanische Klassiker mit Furigana

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かれおばな

枯尾花

関根 黙庵

Lesen Sie 枯尾花 (かれおばな) von 関根 黙庵 (せきねもくあん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 5.502 Zeichen · 11 Bildschirme

Aozora Bunko

◎京都の画工某の家は、清水から高台寺へ行く間だが、この家の召仕の僕が不埒を働き、主人の妻と幼児とを絞殺し、火を放ってその家を焼た事があるそうだ、ところで犯人も到底知ずにはいまいと考え、ほとぼりのさめた頃京都市を脱出して、大津まで来た時何か変な事があったが、それを耐えて土山宿まで漸く落延び、同所の大野家と云う旅宿屋へ泊ると、下女が三人前の膳を持出し、二人分をやや上座へ据え、残りの膳をその男の前へ直した、男も不思議に思い、一人の客に三人前の膳を出すのは如何いう訳だと聞くと、下女は訝げに三人のお客様ゆえ、三膳出しましたと云て、却ってこの男を怪んだ、爰に於てこの男は主人の妻子が付纏って、こんな不思議を見せるのだと思い、迚もれぬと観念した、自訴せんと取て返えす途上捕縛されて、重刑に処せられた、これは当時この犯人捜索を担当して尽力した京都警察本部の某刑事の話しである。

◎先年伊勢の津へ赴き、二週間斗り滞在した事があった、或夜友人に招かれて、贄崎の寿楼で一酌を催し、是非泊れと云たが、少し都合が有て、同所を辞したのは午前一時頃である、楼婢を介して車を頼だが、深更に仮托けて応じてくれ無い、止むを得ず雨を衝て、寂莫たる