Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

ぼうげつぼうじつ

某月某日

山本 周五郎

Lesen Sie 某月某日 (ぼうげつぼうじつ) von 山本 周五郎 (やまもとしゅうごろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 650 Zeichen · 2 Bildschirme

Aozora Bunko

仕事に明け仕事に昏れるという生活で、あまり人とも会わず、会うのは殆んどが仕事に関する人だけで、家族とも離れているから、特に「某月某日」というような変ったことはない。まるで刑務所へ入っているようなもので、昼めしを食べに外出するほかは、新聞も見ずラジオも聞かず、読むか書くかするほかにはなにごとも起こらないのである。どうにもしょうがない、過去のことなら話題は少ないほうではないが、いま過去のことなどを言ってみたところで面白くもない。なにしろ仕事をするか、仕事に関係のあること以外には、興味もなしかかわりたくもないのだから、われながらその貧乏性に呆れるだけである。どうしようもない。朝二時に起きる、なんということを言ったところで仰天する人はあるまいし、朝めしは自炊で食べるとか、午後八時には寝てしまうなどと言ってみても、「ああそうか」と言われればそれまでのことで、事実またそれだけのことにすぎないのである。しょうない。ときたま東京へゆくとたいてい沈没してしまい、「足が出る」どころか、両手両足に首まで出してしまって必らずどこかの社に迷惑をかける、などということは言いたくないし、聞くほうだって面白くはないでしょう。