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Japanische Klassiker mit Furigana

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りゅうきでん

柳毅伝

田中 貢太郎

Lesen Sie 柳毅伝 (りゅうきでん) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.254 Zeichen · 9 Bildschirme

Aozora Bunko

毅は燃えるような眼をして女の方を見た。女も悲しそうな眼をして毅の顔を盗み見た。

毅は王宮を出て帰ってきた。十余人の者が洞庭君からの贈物を嚢に入れて随いてきた。毅はのちにその贈物を持って広陵へ行って宝物の店を開いたが、瞬く間に巨万の富を得て大豪族となった。

毅はそこで結婚することにして、張姓の家から娶ったがすぐ亡くなったので、今度は韓姓の家から娶ったが、これも二三ヶ月してまた亡くなった。

毅はそれから金陵へ移ったが、鰥暮しでは不自由であるから、范陽の盧姓の女を迎えた。見るとその女の顔が洞庭の竜女に似ていた。毅は昔のことを思いだして女に竜女の話をして聞かした。一年あまりすると、それに小供が生れた。その小児が生れて一ヶ月ぐらいすると女は毅に向って言った。

「私は、洞庭の女でございます、小児が生れたからほんとのことを申します」

そこで毅は女と連れ立って洞庭へ行った。後、毅は南海に移ってそこに四十年いたが、容貌がすこしもかわらないので南海の人が驚いた。開元になって玄宗皇帝が神仙のことに心を傾けて道術を聞きにきたので、煩さがって洞庭へ帰って行った。

開元の末になって、柳毅の義弟の薜瑕が京畿の令となっていたが、東南に謫官せられて洞庭湖を舟でとおっていると、不意に水の中に碧あおとした山が見えてきた。