Japanische Klassiker mit Furigana
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うめわかしちべえ
梅若七兵衛
三遊亭 円朝
Lesen Sie 梅若七兵衛 (うめわかしちべえ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.690 Zeichen · 10 Bildschirme
男で、お役替だと云えば御恐悦でございますとか、お目出度いぐらいの事は我々でも陳べますが、七兵衞は面倒だというので、只へえへえという、誠に張合抜がいたします。
殿「何うだ見せようか」
七「見たって仕様が有りません」
殿「なれども上から拝領するは容易ならんことだよ」
七「へえ……大きなもんですな、これは幾許ぐらいのものですな」
殿「それは何んだの相場によって違うが、大抵二十五両ぐらいの通用のものである」
七「へえ一枚二十五両ッ……これが一枚あれば家内にぐず/″\いわれる訳はないが、二枚並んでゝも他人の宝を見たって仕方がないな」
殿「何をぐず/″\いって居る、別に欲しくはないか、一枚やろうかな」
七「へゝゝゝ嘘ばっかり」
殿「なに嘘をいうものか、一枚やろう」
と御酒機嫌とは云いながら余程御贔屓と見えまして、黄金を一枚出された時に、七兵衞は正直な人ゆえ、これを貰えば嘸家内が悦ぶだろうと思い、押戴いて懐へ突っ込んで玄関へ飛出しました。
殿「あれ/\七兵衞が何処かへ往くぞ、誰か見てやれ」
七兵衞は委細構わずどッとゝ駈けてまいると、ちら/\雪が降り出してまいりました。どッとゝ番町今井谷を下りまして、虎ノ門を出にかゝるとお刺身にお吸物を三杯食ったので胸がむかついて耐りませんから、堀浚いの泥に積っている