Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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うめわかしちべえ

梅若七兵衛

三遊亭 円朝

Lesen Sie 梅若七兵衛 (うめわかしちべえ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.690 Zeichen · 10 Bildschirme

Aozora Bunko

殿「汚ないのう」

七「それから宅へ帰って懐を捜すと無い、定めてこれは反吐の中へ落したんだろうと思いまして、虎ノ門へ取て返し、反吐の中を掻廻すと有りましたから悦んで宅へ帰ると、家内の申すには、溝板の上へ黄金が落ちてたと申しましたが、大方御前のお出しになった時、二枚奪取ってまいったに違いありませんから、これはお返し申して一枚頂戴……」

殿「いや其の方には一枚しか遣りゃアしない………これに一枚ある」

七「へえ……こゝに二枚あります」

殿「一枚剥がして其方へ遣ったんだよ、これに一枚あるだろう」

七「へえ……黄金はだん/″\殖るかね、妙な事もあるもんですな」

殿「貴様の拾ったのは」

七「堀浚いの土の盛ってあるに吐いた反吐を掻廻して捜し出しましたから、再び返しにまいりましたので」

殿「どれ、見せろ」

と手に取上げてつく/″\見られ、

殿「これは泥の中へ埋っていたものだ、金色が違っている、書いた文字が摺れて分らんようになって居る、大方これは堀浚いの泥と一緒に出ていたを、其の方がだん/″\掻廻したので泥の中から出たんで、全く天から其の方に授かったところの宝で、図らず獲た