Japanische Klassiker mit Furigana
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でいごのはな
梯梧の花
山之口 貘
Lesen Sie 梯梧の花 (でいごのはな) von 山之口 貘 (やまのくちばく) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.389 Zeichen · 5 Bildschirme
ぼくの家には、仏桑華がつきものみたいになっていて、例の唐辛事件のあった上之倉の家から、西本町の家に引越して来たときにも、狭い庭にアカバナの咲いていたことを覚えているし、泉崎の家に移ってからは、どうやら庭らしい庭も出来て、更に三種類のアカバナが咲いていたことを覚えているのである。それが、赤い色のと桃色のと、黄色味をおびた花であったことを記憶しているのだ。
仏桑華は、観賞用の植物だそうで、沖縄では庭はもちろんのこと、井戸端や垣根の側にもその花は眺められ、仏壇や墓場を飾るにもなくてはならない花なのであった。
梯梧の花も、また、沖縄の花なのだ。
梯梧は、その老木になると、高さが、十五、六米にも及ぶ喬木なのである。その幹など、二人か三人の大人がどうやらかかえることの出来るような太さのもあるのであった。まめ科の植物だそうで、オーストラリヤか印度あたりにもあるとのことで、戦前の日本にも、梯梧の木は生えていたのだ。即ち、沖縄に生えているからなのであり、台湾にも生えているとのことだからである。しかしながら、戦後は、台湾があんなになってしまい、沖縄は沖縄で、「日本復帰」