Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

と云いながら平ッ手でピシャーリ/\と打(ぶ)ちます。寒い時に板の間へ長く坐って慄(ふる)えて居る処を打たれますから、身体へ手の跡が真赤につきます。表へは黒山のように人が立ちまして、

男「なんです/\」

乙「なんだか知りませんが苛(ひど)い女ですなア」

丙「なんでも盗賊(どろぼう)でございましょう、残らず取られて裸体(はだか)になったようですなア」

甲「何を取られました」

丙「何(な)んでも初めは手拭を取られたんだそうですが、仕舞には残らず取られたと見えて素裸(すっぱだか)になって、男の方で恐入(おそれい)ってヒイ/\云って居ますなア」

甲「へーそれでは取った女が取られた人を打(ぶ)って居るのですか」

丙「そうですなア、成程それにしちゃア妙ですなア、何(なん)でも評判の悪人でございましょう、女でこそあれズウ/\しい奴でしょう」

丁「なアに、そうじゃアありません、全くはお湯の中へ灰墨(へいずみ)を流したのだそうですが、大方恋の遺恨でございましょう、灰墨を手拭へくるんで湯の中へ流して、手拭がないから彼奴(あいつ)に違いないと云っている