Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

ねえ、旦那には御恩になっても居りますし、人中(ひとなか)へ出て森兄(あに)いと云われるのも旦那のお蔭でござえやすから何(ど)うか人間になりてえと思って、旦那の側に居りやすが、御恩送りは出来ねえから身体のきくだけは稼(かせ)いで御恩返(ごおんげえ)しをしようと思って、親爺(おやじ)の葬式(とむらい)まで出してくだすった旦那の側を離れたくねえから、若(も)し知らねえ御新造が来て、森松なんぞのような働きのねえものを置いちゃアいけねえと云われて、逐出(おいだ)されでもするかと思うから、何(ど)うかいゝ御新造をお持たせ申してえと思っている処へ、話があったからうっかりやったんで、今逐出されると往(ゆ)き処がねえから、仕方なく又悪い事を始めて元の森松になるとしょうがねえから、堪忍して置いておくんなせえ、これから気を注(つ)けやすから」

文「往き処のない者を無理に出て往けとは云わんが、能(よ)く考えて見ろ、藤原の女房を私(わし)が家内にして為になると心得て居(お)るか、それが分らんと云うのだ、藤原が右京の屋敷を出たのも彼(あ)の女の為に多くの金を遣(つか)い果し今は困窮して旦(あした)に出て夕(ゆうべ)に帰る