Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

阿「御舎弟」

士「えー」

阿「あなたは本所にも浅草にもお出入があるに、態々(わざ/\)銀座に、お出入を拵(こしら)えるには及びますまい」

士「そこに少し訳ありさ」

阿「訳ありとは」

士「彼処(あすこ)で茶を酌(く)んで出した婦人を見たかえ」

阿「いゝえ見ませんよ、婦人には少しも気が付きませんでしたが、あの袋物屋に種々(いろ/\)見て居りました中(うち)に、家内が茶を酌んで出した様でしたな」

士「予(かね)て貴公に話した柳橋の芸者のお村の為には、手前は兄にも叱られる程散財して、手に入れようと思ったが、袋物屋に色男があって其の者の方へ縁付いたと聞いたが、先刻(さっき)茶を酌んで出したのは柳橋のお村だよ」

阿「えーあれが、左様ですか、残念のことを致しました、手前見たいと思っていたが柳橋へお浮(うか)れの折には生憎(あいにく)お伴(とも)致しませんで、其の美人を拝見致しませんが、見たかった、残念なことをした、女房と思って気が付かんで居りました、あゝ見たかった」

士「往来で大きな声をしてはいかぬよ、まア道々話しながら」

と連(つれ)の阿部と云う