Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
と次の間へ荷を置きまして、
友「御免下さい」
蟠龍軒「誰(たれ)だ」
友「へー紀伊國屋で」
蟠「能く来た、お前が三日も来ぬと一月(ひとつき)も来ぬ様な心持で合縁奇縁(あいえんきえん)で妙なものだ、どうも懐かしいな」
友「恐入ります、先日は又多分の頂戴物(ちょうだいもの)をいたして、殊(こと)に御馳走になり酩酊いたして有難いことで、何時(いつ)も酔って帰りまして家内に叱られます」
蟠「どうも可愛い男だ、今阿部忠五郎(あべちゅうごろう)と舎弟と碁を遣(や)り初めたが、私(わし)は一杯遣ってるが誠に陰気でいかぬ、どうも好(すき)だから彼(あ)の通りだ」
友「へー大層夢中になって入っしゃいます……御舎弟様、御機嫌宜しゅう…阿部様御機嫌宜しゅう…少しもお耳に這入(はい)りませんな」
蟠「これ蟠作、紀伊國屋が来た」
蟠作「いや、これはどうも久しく逢わぬが、余り来ないと云って兄と案じていた、今阿部と初めた処だが碁に掛ると他に念なしで夢中になるから」
阿「さア六(むず)ケしくなって来ました、此処(こゝ)の隅(すみ)だけは取られた塩梅(あんばい)だ」