Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
友「怪(け)しからぬ乱暴なことを云って、御冗談を仰しゃるが、手前跡月(あとげつ)三十日(みそか)に少々金子に差支(さしつかえ)があると申したら、何時(いつ)でも宜(よ)いと仰しゃるから宜いと心得て居りましたが、そう云うことなら返金致すので、人の女房をそんなどうもお愚弄(からか)いなすっちゃアいけません、驚きますよ」
蟠「何を云う、なんぼ兄弟の中でも金銭は他人と云う喩(たと)え通りだ、なぜ金を返さぬ、貴様は正直な商人(あきんど)だからよもや倒しゃせまいと思い、催促しなければ好(よ)い気になってこれまで返金に及ばぬから此方(こっち)で弟(おとゝ)が抱いて寝るは当然ではないか」
友「先生それは貴方(あなた)本当に仰しゃるのですか」
蟠「武士たる者が嘘を云うか」
友「これは呆れた、呆れましたねえ、先生、貴方は立派な門弟衆(しゅ)も沢山ある大先生のお身の上で、何(なん)と弱い町人を貴方瞞(ごまか)す様なことをなさらんでも宜しいじゃございませんか、彼(あ)の時は真(ほん)の酒の場で洒落だと仰しゃるから印形を捺(お)しましたが、そうでなければ女房を書入(かきいれ)の証文に印形を突きは致しません」