Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
篏込(はめこ)んで入字(いれじ)をした百両の証文が三百両だから、
友「これは/\三百両」
蟠「ソーレ見ろ、三百両どうだ、手前得心で印形を捺(お)したではないか、痴漢(たわけ)め……蟠作これへ出ろよ、百金を持って来たからお村を返せと云うが返して遣るか」
蟠作「怪(け)しからぬことでげす」
と云いながらスラリッと襖(ふすま)を開けると蟠作に続いて出ましたのがお村、只今で云う権妻(ごんさい)です。お妾姿で髪は三(み)つ髷(わ)に結い、帯をお太鼓にしめてお妾然として坐りました。続いて柳橋のお村の母お崎婆(ばゞあ)が隠居らしく小紋の衣物(きもの)で前帯にしめて、前へのこ/\出て来た。
友「おやお村、お母(っかあ)も」
お崎「誠に貴方方(あなたがた)には相済みませんが私(わたくし)も友之助には云うだけの事は申しますから、はい……己(おれ)が云うことを能く聞け」
とお村の前へ進み出まして、友之助を捕まえ悪口(あっこう)を云う、これが大間違いになります初めでございます。
十二
慾深き人の心と降る雪は積るにつけて道を遺(わす)るゝと云う、慾の世の中、慾の為には夫婦の間中(あいなか)も道を違えます