Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

と茶店の亭主に医者を尋ねさせ、外科医者が来て頭の疵に膏薬(こうやく)を付け、駕籠に乗せて友之助を帰し、翌日夕景から、母の前は松新が迎いに来た体(てい)にして、文治郎は大伴蟠龍軒の玄関先へかゝり、

文「頼む/\」

大伴の表へは水を打って掃除も届き、奥には稽古を仕舞って大伴蟠龍軒兄弟が酒宴(さかもり)をしている。姑(しばら)くして「玄関に取次(とりつぎ)があるよ、安兵衞(やすべえ)」

安「へー」

つか/\と和田安兵衞が取次に出ました。と見ると文治郎水色に御定紋染(ごじょうもんぞめ)の帷子(かたびら)、献上博多の帯をしめ、蝋色鞘(ろいろざや)の脇差、其の頃流行(はや)った柾(まさ)の下駄、晒(さらし)の手拭を持って、腰には金革(きんかわ)の胴乱を提(さ)げ、玄関に立った姿は誰(たれ)が見ても千石以上取る旗下(はたもと)の次男、品(ひん)と云い愛敬と云い、気高(けだか)いから取次の安兵衞は驚いて頭を下げ、

安「何方様(どなたさま)から」

文「手前は業平村に居ります浪島文治郎と申しますえー粗忽(そこつ)の浪士でござるが、先生にお目通りを願いたく