Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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なりひらぶんじひょうりゅうきだん

業平文治漂流奇談

三遊亭 円朝

Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme

Aozora Bunko

のは、貴方(あなた)のような立派な方が私(わっち)のようなものに謝まると仰しゃれば、宜しいと云わなければなりません、そうなれば懇意ずくで金を貸せば恥になるめえから五十両やると云う、実に何とも申そうようはござえません、実はお母さんのお耳へ入れまいと思ったが、つい貧乏に暮していますから苦しまぎれに申上げたのでございます、それではどうか五十両拝借したいものでございます」

文「五十両でいゝかえ」

國「宜しゅうございます/\」

と云うと文治は座を正して大声(たいせい)に、

文「黙れ悪人、其の方(ほう)は此の文治を欺き五十両強請ろうとして参ったか、其の方は市中お構(かまい)の身の上で肩書のある悪人でありながら、夫婦連(づれ)にて此の近傍(かいわい)の堅気の商家(あきんど)へ立入り、強請騙りをして人を悩ます奴、何処(どこ)ぞで逢ったら懲(こら)してくれんと思っていた処、幸い昨夜其の方の女房に出会いしにより打殺そうと思ったが、お浪を助けて帰したは手前を此の家(うち)に引出さん為であるぞ、其の罠(わな)へ入って能くノメ/\と文治郎の宅へ来たな、さア五十両の金を騙り取ろうなどとは申そう