Japanische Klassiker mit Furigana
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なりひらぶんじひょうりゅうきだん
業平文治漂流奇談
三遊亭 円朝
Lesen Sie 業平文治漂流奇談 (なりひらぶんじひょうりゅうきだん) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 159.974 Zeichen · 317 Bildschirme
其の中(うち)にお町の心配は一(ひ)と通りでございません、五日目の朝でございます。
文「お母さま御機嫌宜しゅう、お町/\」
と云って居ります。藤原喜代之助も朝飯(あさはん)を食べて文治郎の家へ参り、お町の様子を文治郎に聞くと、心掛も良し、女も良し、結構だと云うから、昼飯(ひるはん)を食べて暑うございますから涼しい処へでも参ろうと云う処へ、森松が駈込んで参りまして、
森「旦那、大変でございます」
藤「どうした」
森「だって大騒ぎでございます」
藤「何(なん)だあわたゞしい」
森「表へ馬に乗った士(さむらい)が参りました」
藤「どんな姿をして来た」
森「抜身の槍で鎧(よろい)を着て藤原喜代之助の宅は此の裏かと云いました」
藤「どういう訳で…其の者はどうした」
森「今来ますよ」
藤「槍は鞘(さや)を払ってあるか」
森「抜身ではありません、鞘を取ると抜身になります」
藤「誰が来たのだ」
と覗(のぞ)いて見ると、行儀霰(ぎょうぎあられ)の麻上下(あさがみしも)を着て居ります、中原岡右衞門(なかはらおかえもん)と云う物頭役(ものがしらやく)を勤めた