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Japanische Klassiker mit Furigana

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あしたはメーデー

槇村浩詩集

槙村 浩

Lesen Sie 槇村浩詩集 (あしたはメーデー) von 槙村 浩 (まきむらこう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 21.095 Zeichen · 51 Bildschirme

Aozora Bunko

仰向いて窓枠をゆすれ………だが自己像の不具さの中に見出した愛着は棄て難い

金と赤との光線の中で

ガードは驀進する舗道の影を左右にゆすり

僕は棒っきれの切れっぱしをやけに引きずりながら

前かがみになって立ち去った

どこから棒切れを………それは問題でない

茫漠たる生活のヴェールが、どこえの問題を引っさらってしまうように!

だが僕は長いこと

自己像の旋転する面影の群の中に

自分が打ち落しもせぬ音なしの列像の前で

棒きれをひっさげて突っ立っている僕自身をめつけぬように

自分の少年の肉体を自分ですりつぶさねばならなかった

ひょろ長いみづきが銀木犀の傍で猫のように枝をふっている

アルマーニュの谷間の忘れられた寺院が

春さきのせゝらぎの中から

こってり厚化粧して飛び出して来たように

横肩を落してその上からのぞきこむ――

古ぼけた銅像と校舎と庭園と運動場を

そして持主のブルジョアが水っぽい壁の上にはりつけたレッテル―――T・M・S

ずり落ちそうな古カバンを抱え

だぶ/\のズボンをたくしあげ

鍔広い帽子をめくって額の生際をふきながら

十一から十四までを僕はこゝに通った

神経質な電鈴が、錆びついた