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Japanische Klassiker mit Furigana

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しまでをかたる

死までを語る

直木 三十五

Lesen Sie 死までを語る (しまでをかたる) von 直木 三十五 (なおきさんじゅうご) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 42.739 Zeichen · 85 Bildschirme

Aozora Bunko

と云い出して、中堅会というのを作った。

「一つ、中堅の力を見せとかんといかん」

それから、四年の奴と、喧嘩しようということになって、つまらぬ事をきっかけに、雨天運動場の中で、喧嘩を起した。私は、旗竿をとって暴れ込んだ。四年の連中は、何が、何んだかわからないし、根が大阪の坊ちゃんが多いのだから、一時に逃げてしまって、喧嘩の対手が、忽ち無くなってしまった。そこへ、先生が来たが、喧嘩をしたのでない、しようとしたら逃げたので、――私は、旗竿をもって立っているだけである。

「喧嘩したんか」

「いいえ」

「その旗竿は」

「もってるんです」

「何んでもっておる」

「そこにあったから、もってます」

「もってはいかん」

「はい」

それ以来、この中堅会が、羽振りを利かすようになって、四年になった時

「五年は、来年卒業するから、もう、学校には縁が薄い。四年が、学校の中心だ」

という理屈をつけたが、夕陽丘で、女学校の柵へ小便引っかけたのは、この時分である。

その代り、この年から、大阪府下中学の陸上運動会では、市岡が、いつも優勝で、とうとう三年つづけて、優勝旗をとってしまった。この優勝旗は、三年つづけて勝てば、永久にその校に止める、というのであったが、三年つづけると