Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
みんぞくのかんたん
民族の感歎
折口 信夫
Lesen Sie 民族の感歎 (みんぞくのかんたん) von 折口 信夫 (おりくちしのぶ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.884 Zeichen · 4 Bildschirme
殆こう言う空虚を歌にすることの出来た人は、前人には一人もいなかったと言うことが言いたいのである。斎藤さんが、最尊敬する万葉人には、ややそうした風も見えるが、これはただ音調のみの世界を描き得たものがあるというだけのことであった。私をこわがらせる――こうした空虚を具相する心、此人の心を俟って具相し得た真実相が、茲にはあったことを言っておきたいのである。
日本人が尊び馴れて来た観念文学には、更に奥があって、それがこの人にとりあげられている。そういうことが、自信を失ってしまった日本人の心に、新しい力となって来ること、其に期待を掛けずには居られない。
茂吉文学の愛唱せられている奥に、更に見忘れられた真実がある。そう言うことも考える必要がありはしないか。
だが此事は、もっとこの人の人柄から出る学問と、関聯させて説くべきであった。
〔一九五二年四月〕