Japanische Klassiker mit Furigana
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わたしのこどもじぶん
沖縄女性史
伊波 普猷
Lesen Sie 沖縄女性史 (わたしのこどもじぶん) von 伊波 普猷 (いはふゆう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 29.877 Zeichen · 60 Bildschirme
中の御墓内に一の石厨子あり。銘書もあらず何人たるを知らず。世に是れ武久田大時の髑髏なりと伝ふ。昔何王の時代なるを知らず、巫道盛んに流行し、妖術を以て人を眩迷せしむるものとて痛く厳禁せらる。其時武久田其魁となりたるを以て其術を試んと欲し、匣内に鼠一頭を納れ、武久田を召して幾箇あるやと占はしむ。武久田占て三ヶありと云ふ。王以て験あらずとて之を誅せらる。蓋を開けて見るに、果して子を産して三ヶあり。王悔みて玉陵に葬らせ玉ふと伝へらる。
(知花区長も尚泰侯が薨御になった時、この不思議な厨子を見られたとのことであります)。口碑によると武久田大時(『混効験集』に「もくだよのかね是も時取の名人也」とあり)の高弟のきやのち(前に御話いたしましたきやのちぬきまるのこと)と東方カニーという二人がこういう神通力をもっている、人を殺しては大変であると言って騒いだところが、政府の方ではうろたえたあげく、とうとう武久田大時を玉陵に葬ったということであります。さてこの教祖の犠牲によってトキユタはますます盛んになったとのことであります。そして今日に至るまで沖縄のユタは武久田大時をその開祖のように思っています。