Japanische Klassiker mit Furigana
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ふろうまんご
浮浪漫語
辻 潤
Lesen Sie 浮浪漫語 (ふろうまんご) von 辻 潤 (つじじゅん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 7.604 Zeichen · 15 Bildschirme
そして、本人はそれが思うように出来なかった苦しまぎれにあんな詩を作ったにちがいない。たとえ日常生活そのもの、つまり働くことに酔えないまでも、せめて異性になり、酒になり、なんになり、夢中に酔払うことになったら、さぞや幸福なことであろう。僕の周囲には社会運動に酔払っている元気のいい人達が沢山にいる。たとえ必要に迫られて「止むに止まれない」心持からでも、そういう運動に酔うことの出来る人は羨望に価すると思う。更に「大本教」なぞに酔うことが出来たら、益々幸福だろうと思う。
「酔生夢死」は屡々軽侮の意をもって僕のようなヤクザ者の形容詞に用いられてきた。「国に奉仕し」「社会に貢献し」「人類の愛に目ざめ」「意義ある生活を送り」(等)――というような言葉の正反対が、どうやら「酔生夢死」にあたるらしい。
少なくとも、自分はこの世の中に自分の意志で生まれでた[※2]のではないらしい。いくら考えて見てもそうは思われない。しかし、又父母の意志によって生まれてきたものとも思われない。父母は子供を欲しいと思ったかも知れない。しかし、生むにしても自分のようなヤクザ者をわざわざ生みつけようとは思わなかったにちがいない。