Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

「大丈夫ですかね、このメバル号も水圧嵐にあって、ひとたまりもなく潰れてしまうのではないですか」

「いや、その心配はない。わしは特別に用心してこの艇を設計した。ふだんの水圧の百倍までかかっても大丈夫なんだ」

「百倍ぐらいじゃ、まだ心配だなあ」

「なあに、大丈夫だ、心配に及ばん」

僕は博士がそういうので、まだ心配はすっかりなくなったわけではなかったが、艇内へ進んだ。最後の防水耐圧扉がひらかれた。その戸口から中に、りっぱな部屋が見えた。僕はおどろきながら、足を中へふみいれたが、その室内の豪華さに魂をうばわれてしまった。

それと分る二つの操縦席。その前に並んだ計器板。左右の壁には精密器械るいが、黄びかりのするパネルを並べて整然としていた。その他の空間にも、各種の食料の缶詰や、飲料の出てくるフックや何から何までがまるで蜂の巣みたいに小区画に入って、ぎっしりつまっていた。

扉がばたんと閉まって、博士が、やれやれといった顔で中へ入って来て、操縦席の右側へ腰をおろした。そして左側の席へ、僕に座るようにといった。

「すぐ出発する。これがテレビジョンの映画幕だから、これを見ていたまえ」