Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かいていとし

海底都市

海野 十三

Lesen Sie 海底都市 (かいていとし) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 84.118 Zeichen · 168 Bildschirme

Aozora Bunko

「はあ、かしこまりました」

「これは一番急ぐぞ」

そのように命じて、僕はにやりと笑った。しめしめ、これですてきなごちそうにありつける。さてどんなごちそうを持って来るか……。

タクマ少年

老ボーイが持って来たごちそうのすばらしさ。それは山海の珍味づくしだった。車えびの天ぷら。真珠貝の吸物、牡牛の舌の塩漬、羊肉のあぶり焼、茶の芽のおひたし、松茸の松葉焼……いや、もうよそう。いちいち書きならべてもしようがないから。

僕は、これ以上お腹がふくらむと破けるところまでたべた。そのとき老ボーイが又やって来た。

「旦那さま。案内人が参りましてございます」

ようやく案内人が来たか。

「よろしい。では、すぐこれから出かける。あのう、帽子とオーバーとを持ってきてくれ」

ほんとうのところ、僕は自分の帽子やオーバーがこのホテルに預けてあるかどうか知らなかった。しかしこうなった以上は、なんでもかんでも知ったかぶりで、じゃんじゃんものをいう方がいいと思った。

でないと、もしもこの僕が時間器械を使ってこの町へもぐりこんだ怪しい客だと知れたときには、この老ボーイを始めホテルの支配人以下は大憤慨をして、僕を外へ放りだすことであろう。