Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
うんのじゅうざはいせんにっき
海野十三敗戦日記
海野 十三
Lesen Sie 海野十三敗戦日記 (うんのじゅうざはいせんにっき) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 83.094 Zeichen · 167 Bildschirme
一月十日
◯新聞に、マ司令部のスポークス・マンと新聞記者との省内会合席上、出版界の話が出たと伝う。近く処理あるべく、執筆者も亦(また)適宜処断あるやに伝う。
これも然方なし、勝てば官軍、負くればなり。
◯岸本大尉始めて来宅、徹(※永田徹郎。長女朝子の婿。元、海軍大尉)ちゃんの奮戦ぶりをちょっぴり伺う。
◯偕成社の名作少年小説に「探小」を入れることはきまった。同社復興のため、私は同情執筆を快く承諾したわけだが、他の友人に執筆をすすめるためには、その条件では困るので申入れをした。
◯講談社の稿料十円より二十円へあがる。
◯探偵小説雑誌案いろいろとあり、筑波書林のものは既に発足した。乱歩(※江戸川乱歩。探偵小説家)さんのところへ持込まれた他のものは断った由。但し乱歩氏は平凡社へそれを申入れるとの事。
◯水谷(※準)君も昨年博文館を退社したる由。博文館はあの社長さんではもう駄目だ。そして戦争中編輯(へんしゅう)局長たりし水谷君のためにも退社はよろしい。いずれいいところから礼を厚くして招聘があろう。しかし当分作家へ復帰してもらいたいと思っている。
◯大下(※宇陀児)君は町会長が忙しく、書けないで困っているらしい。