Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
とうだいき
灯台鬼
大阪 圭吉
Lesen Sie 灯台鬼 (とうだいき) von 大阪 圭吉 (おおさかけいきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 13.718 Zeichen · 27 Bildschirme
そしてランプ室においてあるほうの綱の端を、旋回機の蓋をあけて、円筒内の頂きへほとんど一杯に上っている分銅の把手へ、かたわな結びというかひっとき結びというか、とにかくそれで縛りつけ、そのちょっと引っ張ると解けるひっとき結びの短い一端へ、この細紐をこのとおりに結びつけて、さて旋回機のウィンチに捲きついているロープを、そうだ、あの手斧で叩ッ切る。すると……」
「ああつまり釣瓶みたいだ」
とわたしは思わず口を入れた。
「百貫近いその分銅のすさまじい重力を利用して、大石を暴れ込ましたというんですね。だが、そうすると、玻璃窓や機械のこわれる音とほとんど同時に、分銅の地響きがしなければなりませんが」
「もちろんその点も考えたよ」と東屋氏もつづける。「ところがきみ、ほら、綱は分銅の落ちる三十メートルの円筒の深さよりも、故意か偶然か、四メートルも短いじゃないか。だからつまり、あの地響きは、――海上から化け物が投げ込んだ暴れ石に、旋回機が砕かれたときに傷ついたロープが、そのあとだんだん痛んでいって、ついに切れて自然に分銅が落ちて地響きがした――などというのではなくて、友田看守を殺し、あのランプ室の破壊をぼくがいま言ったような方法で行った怪人物が、一端を分銅の把手のひっとき結びの端へ縛り他の一端をランプ室で手もとへ残しておいたところ