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Japanische Klassiker mit Furigana

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かたいなかにあったはなし

片田舎にあった話

小川 未明

Lesen Sie 片田舎にあった話 (かたいなかにあったはなし) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 1.329 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

さびしい片田舎に、おじいさんとおばあさんが住んでいました。

ある日、都にいるせがれのところから、小包がとどいたのです。

「まあ、まあ、なにを送ってくれたか。」といって、二人は、開けてみました。

中から、肉のかん詰めと果物と、もう一つなにかのかん詰めがはいっていました。

「これは、おいしそうなものばかりだ。」といって、二人は喜びました。

夕飯のときに、おじいさんは、

「どれ、せがれが送ってよこした、かん詰めを開けようじゃないか。」と、おばあさんにいいました。

おばあさんは、三つのかん詰めを膳のところへ持ってきて、

「どれにしましょうか。」と、おじいさんにたずねました。

「そちらの小形の赤いかんは、なんだろうな。」と、おじいさんは、いいました。

おばあさんにも、よく、それがわかりませんでした。

「なにか、外国の文字が書いてありますが……。」といって、おじいさんに手渡しました。

おじいさんも、手に取ってみたが、やはりわかりませんでした。

「どんなものか、これをひとつ開けてみよう……」といいました。

たとえ、年を取っても、やはり、珍しいものにはいちばん興味を覚えるものです。