Japanische Klassiker mit Furigana
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ぼたんどうろう ぼたんとうき
牡丹灯籠 牡丹灯記
田中 貢太郎
Lesen Sie 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.676 Zeichen · 22 Bildschirme
「じゃ、その女の邪鬼だ、だから云わないことか、お前さんが骸骨と抱きあっている処を、ちゃんとこの眼で見たのだもの」
「えらいことになった、どうしたら好いだろう、それにあの女の伴れて来る婢女も、藁人形だ、牡丹の飾の燈籠もやっぱりあったんだ、どうしたら好いだろう」
「そうだね、玄妙観へ往って魏法師に頼むより他に途がないね、魏法師は、故の開府王真人の弟子で、符にかけては、天下第一じゃ」
喬生は家へ帰るが恐ろしいので、その晩は老人の許へ泊めてもらって、翌日になって玄妙観へ出かけて往った。魏法師は喬生の顔を遠くの方からじっと見ていたが、傍近くなると、
「えらい妖気だ、なんと思ってここへ来た」
喬生は驚いた。そして、なるほどこの魏法師は豪い人であると思った。彼はその前の地べたへ額を擦りつけて頼んだ。
「私は邪鬼に魅られて、殺されようとしているところでございます、どうかお助けを願います」
魏法師は喬生から理由を聞くと朱符を二枚出した。
「一つを門へ貼り、一つを榻へ張るが好い、そしてこれから、二度と湖心寺へ往ってはならんよ」
喬生は家に帰って魏法師の詞に従って朱符を門と榻に貼ったところで、怪しい女はその晩から来なくなった。