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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぼたんどうろう ぼたんとうき

牡丹灯籠 牡丹灯記

田中 貢太郎

Lesen Sie 牡丹灯籠 牡丹灯記 (ぼたんどうろう ぼたんとうき) von 田中 貢太郎 (たなかこうたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 10.676 Zeichen · 22 Bildschirme

Aozora Bunko

草庵の前には童子が丹頂の鶴を世話していた。人びとは老人の前へ往って礼拝をした。

「わしは、こんな処へ籠っている隠者だから、そんなことはできない、それは何かの聞き違いだろう」

人びとは玄妙観の魏法師から教えられて来たと云った。

「そうか、わしは、今年でもう六十年も山をおりたことはないが、饒舌の道士のために、とうとう引っ張り出されるのか」

道人は鶴の世話をしている童子を呼んで、それを伴れて山をおりかけたが、鳥の飛ぶようで追ついて往けなかった。人びとがへとへとに疲れて、やっと西門外へ往ったときには、道人はもう方丈の壇を構えていた。

やがて道人は壇の上に坐って符を書いて焼いた。と、三四人の武士がどこからともなしにやって来た。皆黄ろな頭巾を被って、鎧を着、錦の直衣を着けて、手に手に長い戟を持っていた。武士は壇の下へ来て並んで立った。

「この比、邪鬼が祟をして、人民を悩ますから、その者どもを即刻捕えて来い」

武士は道人の命令を聞いてからいずこともなしに往ってしまったが、間もなく喬生、麗卿、金蓮の邪鬼に枷鎖をして伴れて来た。

武士は邪鬼にそれぞれ鞭を加えた。邪鬼は血塗れになって叫んだ。