Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

どくほんどじょうりくさくせん

独本土上陸作戦

海野 十三

Lesen Sie 独本土上陸作戦 (どくほんどじょうりくさくせん) von 海野 十三 (うんのじゅうざ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 9.443 Zeichen · 19 Bildschirme

Aozora Bunko

しめたのであった。が、まあ大したことはなかった。

「上陸第一歩に際し、イギリス官憲のみならず、イギリス高射砲隊からもこの鄭重なる挨拶をうけようとは、余の予期せざりしところである」

と博士は、折から空襲実況中継放送中のBBCのマイクを通じて、訪問の初挨拶をしたのであった。

接伴委員長のカーボン卿は、金博士が、あまりにも空爆下に無神経でありすぎるのに愕き、周章てて持薬のジキタリスの丸薬をおのが口中に放りこむと、金博士を桟橋の上に積んだ偽装火薬樽のかげに引張りこんだ。

「ああカーボン卿、ドイツ空軍のために、こんなに行き亘って爆撃されたのでは、借間が高くなって、さぞかし市民はたいへんであろう」

「おお金博士。仰有るとおりです。借間の払底をはじめ、そのほかわれわれイギリス国民を困らせることが実に夥しいのです。このときわれわれは、はるばる東洋から博士を迎え得て、千万トンのジャガ芋を得たような気がいたしまする」

「ジャガ芋とは失礼なことをいう、この玉蜀黍め」

と、博士は中国語でいって、

「この空爆の惨害を、余にどうしろというのかね」

「いやいや、余は何とも申したわけではない。