Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 174.521 Zeichen · 344 Bildschirme
他に二人いて、その人も室代を出し、そしてわたしがいて、その代りわたしは、力仕事はおうたさんにして貰うという方が、遙にようございます。大体余り高くなくいられそうですし、おうたさんの生活力が旺で、ここでクマを養うような負担は全然ないらしいから、ごく単純な書生暮しにやれそうです。成城のあたりを御存じでしょうか。駅から近くだって。学園の方の側で。あっちは、奥がひらいて居りますしいくらかましでしょう。附近に畑もあるし。
三日に行って細部をきめて、すぐ荷をすこし送ります。室代食費おうたの礼が基本です。五六十円でこの分は納りましょう。つけ足りがこの頃はひどくてね。副食物などのね。しかし其とても合理的にやれないこともないから何とか参りましょう。そういう風に、めいめいが自分の暮しは自分でまわしてゆく人たちの中で、あっさりやって、時間が出来て、仕事して行けたらもう願うことなしの条件です。おうたさんが、主食はやってくれるのよ飯たき汁ごしらえなど。配給ものの料理は。自分は一度パンですから、そのときコトコトすればいいの。大した身分でしょう? 配給もとってくれるのよ、これこそ素晴らしいわ、今だって二頁前の真中ごろ、魚やへ行って来ました。