Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ごくちゅうへのてがみ

獄中への手紙

宮本 百合子

Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 174.521 Zeichen · 344 Bildschirme

Aozora Bunko

尤も、出版計画のなかったことを真さか、空耳できいたのでもなかったのでした。出版所の顔ぶれが急に変ったにつれて既往の出版プランは殆ど大半変更になった中の一つであったようです。ジグザグの幅で見てゆくことの肝要さは、これから益※(二の字点、1-2-22)適切であり、さもないと帰趨を失うことになりましょう、咄嗟のいろいろのときね。よく気をつけます、つまり、勉強してよく万事を考えます、リアリスティックに。学ぶべき経験であったと思います。くりかえしますが、わたしの気分に立っていたのでなかったのは事実です。そうでなかった、ということには、よしんば出版されなかったにしろ、プランとしてもたれたところに意味があり、又中止されたところにも亦意味があるわけと申すのでしょう。紙の配給は又々縮少となります。『文学界』、『文芸春秋』、まだうまく手に入りません、六月号(『文秋』)があるきりで。気をつけておきましょう。『週刊朝日』送金いたしました。『風に散りぬ』どうしたというのでしょう、まだつきません、まさか途中で迷っているのではあるまいし。

マンスフィールドの手紙は主として良人のマリに当てたものらしいようです。