Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme
達ちゃんは一寸手を動かすときが似ている。そしてそれらはみんなつまりお父さんのおゆずりなのでしょうか、お母さんのお癖にはないから。面白いことね。写真でおわかりかどうか眼の形、ニュアンスではなく、形は、隆ちゃんの方があなたに余計似ています。お母さんの東京行を隆ちゃんもよろこんで、「ゆっくりあそーでおいでたがええ」と云っていました。気がお変りになって本当にいいでしょう。機会はいく度もあるかもしれないが、しかし常にその前髪をつかめですから、お出になったら出来るだけあとの思い出がたのしみでいらっしゃるようにして差しあげましょうね。そしたら来年六月頃私が又来る迄はもてましょう。それまでに達ちゃんが戻れば文句はなしですが。
寿江子に手紙出して、お母さんのおふとんのことや何かたのみました。よくやっておくときょう返事来ました。万事私どもの方も好い都合のときですから、御ゆっくり願いましょう。これはまだプランにもならない思いつきですが、四月二十九日(天長節)三十日(日曜日)とつづいてそちらもお休みになりますから、もしかお疲れでなかったら日光へおつれしようかと思います。