Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme
先生へのお礼も同じだけ。島田のお母さんには、前の手紙で云っていたの、どうも子供っぽくてきっとよく意味がわからないようにお思いでしょうと思って、いろいろ思案の末、半幅帯を見つけてお送りしました。この前上京になった折もキモノはいくつかお買いでしたが、帯は一本もおかいにならず、ずっと同じのをしていらっしゃるから、きっとお正月に羽織の下へ召すのにいいだろうと思って。実にびっくりするほど物は下って価は上って居ます。この一月に四割又上って十円のものが十四円になるわけです。その帯にしろ以前でしたら六七円のものね、きっと。それが倍近いのです。野原へは御免を蒙ってフミちゃんの髪につける花と小母さまの羽織紐。島田へは林町から吉例によってのりを。
林町へ下すったお手紙、半月近くかかったのだそうですね。国男さん事務所へもって行って返事かいたそうで私は見ず。「封緘で書いたのだって!」と咲枝がむくれていました。ここいら面白いわ、あの夫婦の心持のありようのちがい。一事が万事で。
本当に工合いかがでしょう、熱出ますか? 又ね汗をお出しになったりするの? どうぞどうぞお大事に。
こちらはね、やはり暮のいそがしさがいくらかある上に、人の出入りが多くて(というのは、はっちゃん母子きょうかえり、いれちがいに多賀ちゃん)というようなわけで、何だか