Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 374.755 Zeichen · 745 Bildschirme
上に小さい鏡(譜面台を直したの、動坂頃もあった)くしなど。これでも随分「見たような」感じが増しますね。我々の生活の插画の第四図と申すところ。
二月三日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(封書)〕
二月二日 第十一信
この三四日は余り風もなくておだやかな日和つづきですね。外がいい心持です。それに夜の美しいこと! ゆうべ栄さんの小説をよみ終って、栄さんを送って門のところへ出たら十時ごろで、月と星とが一点の雲のない空に燦いていて、天の飾りという感じでした。この辺は住宅地でネオンの光や何かで夜空が濁らされていないから、夜空は澄んで居ります。そこからこういう星や月御覧でしょうか。
やっと言葉をつづけるような瞬間。顔にさしよせられる花束はつよい芳しさと魅する力とをもって何と喰われてしまいたい刹那でしょう。
きのうは、西巣鴨一の三〇四六というところへ貸家を見に出かけました。辻町のところに広告が出ていて、同番地に、二階6、下8、4.5、6、2という家と、六、三という小さい家とがあるらしいので、小さい方へ寿江をつめこめばうるさくなくていいとも考えて出かけたら、どうかしてそこがなかなかわからないで別の家を二つ見てかえってしまいました。