Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme
大したものです。食事を一寸すると、五円が晩の定額だけれど、税で七円位にすぐなります。山崎のおじさまが御上京のときはもっとお弱りだったし暑かったし、私は林町へ引越しさわぎのときで、若林の周ちゃんのところへトリをたっぷりもって行って皆でたべ、大変それでもよろこんで下すって、それぎりお目にかかれなくても、マア思いのこすところありませんでした。出来るときに出来るだけのことをしておくという私たちの生活法は、いいところがあります。こちらの事情はこちらの事情として、一生に何度という気持で遙々来ている、まして年よりの人の心持は、それとしてやはり満足させてあげた方がいい心持ですものね。骨を折れば其だけ島田のお母さんにしろお気持いいでしょうと張り合いです。島田へは、豆をおねだりしようと思います。御飯にまぜて炊くものがなくなって大弱りです。来年の六月にはよほどのことがない限り、行くつもりです。五月頃からね。六月は十三日がこちらの母の十年祭ですから、あとはゆっくり出来ないわけです。
レントゲンはとりましょう、でも秋にね。村山へでもゆくのだけれど、暑いうちは面倒ですから。