Japanische Klassiker mit Furigana
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ごくちゅうへのてがみ
獄中への手紙
宮本 百合子
Lesen Sie 獄中への手紙 (ごくちゅうへのてがみ) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 215.557 Zeichen · 426 Bildschirme
ステュミレートする必要は、神経の弛緩した病人にいいでしょうが。私は緊張して障害をおこしたのに。あの頃はいつも苦しくいつも落付けずいつも働いていなければいられなかったのですもの)
二人が帰るすこし前まで国よく働いて、私は一寸しぼった雑巾であちこち拭いて手伝い夕飯後、寿が、大英断でこしらえたヨーカンまがいをたべました。
こんな風な一日でした。毎年ぐんぐん変りますね。白木の書類分類箱があるでしょう、あれを愛用しているので、その上へ日頃気に入っているが、余り堂々としていてどんな花も似合わないようだった古九谷の花瓶に白い菊をさして飾りました。そしたらそれの美しいこと。白い花の白の美しさ、それは生きていて、やきものの白いところのつやを引き立て、更につよい渋い赤と緑、ぐるりと黄色い線と実によく調和しました。純白の花の、しかも大輪な花が似合う花瓶なんて相当なものよ。それは虚飾のない男の美しささながらで、例えばこの色彩の濃い調和とボリュームの深さをゴッホが描いたら、どんなに心をひきつけるようだろうかと、飽きることを忘れて眺めました。安井曾太郎が来たら私はこれをかくしてしまうわ。