Japanische Klassiker mit Furigana
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ししまいざっこう
獅子舞雑考
中山 太郎
Lesen Sie 獅子舞雑考 (ししまいざっこう) von 中山 太郎 (なかやまたろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 8.092 Zeichen · 16 Bildschirme
に『箕曲神社とて、当社に獅子頭一口あり、毎年正月十五六七の三日間、御頭の神事といふあり、土人その社の神体の如く崇敬す。相伝ふ、昔はその民家の悪気を追ふとて、箕を二口合せて、獅子の頭に擬似して戸々を巡り、その祭り畢るときは、燎火にて焼棄たるなりと。今に二見郷の三津村にては毎年正月に、村民箕にて作るところの、獅子頭を祭ると云ふ』と載せたことである(以上。摘要)。これに拠るとこの獅子は、悪気を追う――即ち除災が目的であって、しかも祭の後に焼くとは、その獅子に災厄を負わせるほどの贖物の思想が、潜んでいたことが知られるのである。なお箕で獅子頭を作ることも、土俗学的に考うべき多少の愚案がないでもないが今は省略する。(B)は同じ五鈴遺響に『河芸郡玉垣村大字岸岡に、式内の貴志神社あり、祭神は天鈿女なり。土人相伝ふ、往古、金銅の獅子頭を、此の神社の壇下に埋めたり、これに依つて今に至り、他社の獅子頭この地を過るときは、必ず頭を低て拝礼して去る。これ遺習なり』とある記事である。勿論、獅子頭を埋めて獅子塚または獅子舞塚と称した例は、独り伊勢に限つたことでなく、ほとんど全国的に存していることである。