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Japanische Klassiker mit Furigana

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おうさまとくつや

王さまと靴屋

新美 南吉

Lesen Sie 王さまと靴屋 (おうさまとくつや) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 1.054 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

ある日、王さまはこじきのようなようすをして、ひとりで町へやってゆきました。

町には小さな靴屋がいっけんあって、おじいさんがせっせと靴をつくっておりました。

王さまは靴屋の店にはいって、

「これこれ、じいや、そのほうはなんという名まえか。」

とたずねました。

靴屋のじいさんは、そのかたが王さまであるとは知りませんでしたので、

「ひとにものをきくなら、もっとていねいにいうものだよ。」

と、つっけんどんにいって、とんとんと仕事をしていました。

「これ、名まえはなんと申すぞ。」

とまた王さまはたずねました。

「ひとにくちをきくには、もっとていねいにいうものだというのに。」

とじいさんはまた、ぶっきらぼうにいって、仕事をしつづけました。

王さまは、なるほどじぶんがまちがっていた、と思って、こんどはやさしく、

「おまえの名まえを教えておくれ。」

とたのみました。

「わしの名まえは、マギステルだ。」

とじいさんは、やっと名まえを教えました。

そこで王さまは、

「マギステルのじいさん、ないしょのはなしだが、おまえはこの国の王さまはばかやろうだとおもわないか。」

とたずねました。

「おもわないよ。