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Japanische Klassiker mit Furigana

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おうさまとくつや

王さまと靴屋

新美 南吉

Lesen Sie 王さまと靴屋 (おうさまとくつや) von Niimi Nankichi (新美 南吉) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N4. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N4 · Einstieg · moderne Kanji und Kana · 1.054 Zeichen · 3 Bildschirme

Aozora Bunko

」

とマギステルじいさんはこたえました。

「それでは、こゆびのさきほどばかだとはおもわないか。」

と王さまはまたたずねました。

「おもわないよ。」

とマギステルじいさんはこたえて、靴のかかとをうちつけました。

「もしおまえが、王さまはこゆびのさきほどばかだといったら、わしはこれをやるよ。だれもほかにきいてやしないから、だいじょうぶだよ。」

と王さまは、金の時計をポケットから出して、じいさんのひざにのせました。

「この国の王さまがばかだといえばこれをくれるのかい。」

とじいさんは、金づちをもった手をわきにたれて、ひざの上の時計をみました。

「うん、小さい声で、ほんのひとくちいえばあげるよ。」

と王さまは手をもみあわせながらいいました。

するとじいさんは、やにわにその時計をひっつかんで床のうえにたたきつけました。

「さっさと出てうせろ。ぐずぐずしてるとぶちころしてしまうぞ。不忠者めが。この国の王さまほどごりっぱなおかたが、世界中にまたとあるかッ。」

そして、もっていた金づちをふりあげました。

王さまは靴屋の店からとびだしました。とびだすとき、ひおいの棒にごつんと頭をぶつけて、大きなこぶをつくりました。