Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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めずらしいさかもり

珍しい酒もり

小川 未明

Lesen Sie 珍しい酒もり (めずらしいさかもり) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 5.498 Zeichen · 12 Bildschirme

Aozora Bunko

「ある寒い晩のこと、私は、森の中で、眠れずに目をさましていました。すると、真夜中ごろのこと、すさまじい音がして、星が、森の中へ落ちました。私は、星が落ちたのを見たことは、はじめてです。夜の明けるのを待って、昨夜、星の落ちた場所へいってみますと、土の中に底光りのする石がうまっていました。掘り出してみると、さるの顔に似た形をしていました……。」

このとき、王さまは、

「その石をどうした? ……まだ、持っているか。」といわれました。

「あまり、気味のいいものでありませんから、海の中へ投げ捨ててしまいました。すると、その日から三日間ばかり、海があれたのであります……。」と、みすぼらしい男は、答えました。

「やれやれ、そんな珍しいものを捨てて惜しいことをしたな。」と、王さまは、いわれたのです。

つぎに、また、みすぼらしいふうをした、ほかの男が立ち上がりました。みんなは、その男が、どんな話をするだろうかとながめていました。

「北の小さな町へ、山から、白くまが出てきたときは、町では大騒ぎをしました。町の人は、どうしても、その白くまを殺してしまわなければならぬといって追いました。