Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうじょうるてん
生々流転
岡本 かの子
Lesen Sie 生々流転 (しょうじょうるてん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 297.521 Zeichen · 586 Bildschirme
その言葉に葛岡も、寛がされたもののように、寂しく微笑しながら、
「じゃ言うがね。先月の始めに、学園からも愈々人を派して先生の様子や心持を糺すという話を聞いたものだから、後れては悪るいと思って、それを知らしながら、先生との最後の膝詰談判をするつもりで僕は出かけて行ったのだ。先生は上越線の八木原駅からじき近くの実家の農家の古い座敷で勉強していた。なるほど赤城の山がよく見えた」
「先生、どんな工合でいらっしゃるの」
「愕いた。先生は、今度の事件に就ては何もかも自然の成行きに任せる。と前の手紙とはまるで違った返事だ。そしてあなたはあなたの好きなようになさればいゝ。たゞ、わたくしは、どうしても学園へは帰る気はしませんと、こういう風になっていたのだ」
「何も愕くことはないじゃないの。いくら先生だって、結局はそうするより仕方がないじゃありませんか」
「いゝや、やっぱり愕くことがあるのだ。先生はそう言ったのち、僕が、じゃ僕はそうすることにしても、先生はこれからどうするんですと訊いたのに対して、わたしの事はわたしに任しといて下さい。わたしはこちらへ来てから、娘時代に手をつけていて途中で中絶していた「死に就て」