Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しろいくま
白いくま
小川 未明
Lesen Sie 白いくま (しろいくま) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 4.512 Zeichen · 9 Bildschirme
「これは、もう、力ずくでいってはだめだ。」と、くまは考えました。
彼は、しばらく、人間がなにをしようと、するままに黙って、見ていようと思いました。くまは、人間は、けっして、これ以上なんにもしないということを知ったのであります。
毎日、白い布を頭にかぶった、青い色の服を着た男が、生肉の切れを持ってきてくれました。くまは、それを食べながら、「なんというまずい肉だろう。」と、考えたのです。ぴちぴちはねている生き物を自分の手でしっかり押さえつけて、頭がらガリガリとかじるのにくらべては、歯ごたえがなかった。彼は、もう一度氷山の上で、逃げてゆこうとする動物を追いかけていって、それをつかまえて、食べてみたいと思いました。
食べ物は、まあ、これでもしかたがないが、暑いのには、こまってしまいました。すると白い布をかぶった男が、大きな氷の塊を水の中へ投げ込んでゆきました。くまは、ザブリと躍り込んで浸りました。浸ったかと思うと、また躍り上がりました。ちょっと、その瞬間だけいい気持ちがしたのでした。
「人間は、なんていうけちな奴だ。あの海はすっかり凍っているじゃないか? また氷山の氷をいくらでも持ってくればいいじゃないか。