Japanische Klassiker mit Furigana
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しらがこぞう
白髪小僧
杉山 萠円
Lesen Sie 白髪小僧 (しらがこぞう) von 杉山 萠円 (すぎやまほうえん) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 98.770 Zeichen · 194 Bildschirme
貴様も矢張り紅木大臣のような眼に会いたいのか」
と忽ち王は最前のような恐ろしい顔に変りました。
「エエッ。そして紅木大臣はどう致しましたか」
「ハハハハハ。紅木大臣がどんなになったか見たいのか。よし。それではお前は直ぐ紅木大臣の家へ行って、どんなになったか見て来い。そうして女王に無礼をする奴は親でも兄弟でも誰でも皆、こんな眼に会うのだという事をよく覚えて来い」
と言葉厳しく申し付けました。
このお言葉を聞くと一緒に青眼先生は、王が最前蛇を見せた時の事を思い出して、思わずゾッと身震いをしました。そうして直ぐに独りで王宮を出まして、急いで紅木大臣の家へ行って見ましたが、来て見るとどうでしょう。今まで深く茂った大きな常磐木の森の間に、王宮と向い合って立っていた紅木大臣の邸宅は住居も床も立ち樹もすっかり黒焦になってしまって、数限りなく立ち並んだ焼木杭の間から、白い烟が立ち昇っているではありませぬか。そうして玄関のあたりに大臣夫婦は手も足も切り離されて、方々焼け焦げたまま、眼も当てられぬ姿になって倒れております。
青眼先生は震える手で、その手足を集めて見ましたが、最早何の役にも立ちませんでした。