Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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もうもくものがたり

盲目物語

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 盲目物語 (もうもくものがたり) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.341 Zeichen · 148 Bildschirme

Aozora Bunko

わたくし、じつに、このとしになりますまで、ながねんのあいだもみりょうじを渡世にいたし、おわかいお女中さまがたをかずしれず手がけてまいりましたが、あれほどしなやかなからだのおかたをいろうたことがござりませぬ。それに、おんはだえのなめらかさ、こまかさ、お手でもおみあしでもしっとり露をふくんだようなねばりを持っていらしったのは、あれこそまことに玉の肌と申すものでござりましょうか。おぐしなども、お産をしてからめっきりと薄うなったと、ごじゝんでは仰っしゃっていらっしゃいましたが、それでもふさ/\とうしろに垂らしていらっしゃるのが、普通のひとにくらべたらうっとうしいくらいたくさんにおありになって、一本々々きぬいとをならべたような、細い、くせのない、どっしりとおもい毛のたばが、さら/\と衣にすれながらお背なかいちめんにひろがっておりまして、お肩を揉むのにじゃまになるほどでござりました。なれども、このとうとい上のおみのうえもおしろがらくじょうするときはどうなるだろうか。このたまのおんはだえも、たけなすくろかみも、かぼそいほねをつゝんでいるやわらかい