Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

もうもくものがたり

盲目物語

谷崎 潤一郎

Lesen Sie 盲目物語 (もうもくものがたり) von 谷崎 潤一郎 (たにざきじゅんいちろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 75.341 Zeichen · 148 Bildschirme

Aozora Bunko

折柄、このさき御自分の身はともかくも、三人のひめぎみたちのゆくすえをおもわれますと、だれをちからになされてよいか途方にくれていらしったのでござりましょう。さればかついえ公の浅からぬこゝろをおきゝになりまして、にくからずおぼしめしましたか、まあそれほどでないまでも、あながちおいやではなかったらしゅうござりますが、一つには徳勝寺でんさまへみさおをおたてなさりたく、一つには小谷どのゝ後室としておだ家の臣下へおくだりなされますことゆえ、そのへんのおかんがえもござりまして、さしあたりとこうの御ふんべつもつかずにいらっしゃいましたところ、ほどなくひでよし公よりもおなじおもいを申しこされたようにござります。もっともそれはどなたが仲だちをなされましたか、おおかた北畠中将どのあたりでござりましたろうか。なにゝいたせ北畠どのは三七どのと腹ちがいの御きょうだいでいらっしゃいまして、どちらも御れんしであらせられながらおもしろからぬおん間柄でござりましたから、一方がかついえ公の肩をもたれましたにつけ、一方がひでよし公のしりおしをなされたのでもござりましょう。もとよりふかく立ち入った