Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しんぼうとおしょうさま

真坊と和尚さま

小川 未明

Lesen Sie 真坊と和尚さま (しんぼうとおしょうさま) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 2.028 Zeichen · 5 Bildschirme

Aozora Bunko

と、真坊が、いいました。

原っぱで、野球をするときに、ピッチャーをしている真坊のいうことを、みんなは、だまって聞きながら、承認しなければなりませんでした。

「命中さしてごらん。」と、みんなは、手に石を握ったまま、真坊のするのを見ていました。

真坊は、ボールを投げるときのように、片足を揚げて、高いひさしにかかっている、円いはちの巣をねらって石を投げました。石は、まっすぐにひじょうなスピードをもって、うなっていったが、巣をはずれて、ひさしの板に当たると、大きな音をたててはね返りました。

この音が、あまり大きかったので、みんなはびっくりして、そこから、門の方に向かって逃げ出しました。

「真ちゃん、だめじゃないか、こんど僕がうまく命中してみせるよ。」と、英ちゃんが、いいました。

「ああ、みんなが一度ずつやってみようよ。そして当たらなかったら、一、二、三で、いっしょに投げることにしよう。」と、真坊が、意見を持ち出しました。だれも、がき大将の意見に反対するものがありません。

「さあ、英ちゃん、うまくお当てよ。」と、ほかの子供たちは、英ちゃんをはげましました。英ちゃんは石を握って、足音をしのんで境内へ入ってゆきました。