Japanische Klassiker mit Furigana
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まひるのおばけ
真昼のお化け
小川 未明
Lesen Sie 真昼のお化け (まひるのおばけ) von 小川 未明 (おがわみめい) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 7.904 Zeichen · 16 Bildschirme
下
第一、海にいるえびが、原っぱへくるわけがないさ。それでなければ、お化けだ!」
勇吉は、太陽がきらきらする、森の方を見上げて、笑いました。白い雲が、帆のように、青い空を走っていきました。
「えっ、お化け? なんでお化けであるもんか……。」と、光一は、力んで、いいはったが、自分ながら、昨日のことを考えると、まったく夢のような気がしてならなかったのです。
下
日曜の午前でした。空は、曇っていました。どうしたことか、このごろは、晴れたり、降ったりして、おかしな天気がつづくのでした。光一は、友だちが遊んでいないかと思って、赤土の原っぱへくると、あちらに黒く人が集まって、なにか見ています。ちょうどえびが落ちていたあたりでした。
「なにを見ているのだろうか。」と、彼は、走っていきました。そこには、自転車を止めた職人ふうの男もいれば、小僧さんもいました。また小さな女の子もいました。けれど、自分の知った顔は、一人もなかったのです。光一は、なんだかさびしい気がしたが、みんなの中へ入ってみると、おじいさんが草の上へ店を開いていました。一つのバケツには、かにや、かめの子が入っていました。